3月末。
一年間の仕事お疲れ様、来期も頑張ろう旅をと、
静かでひっそりした温泉に行きたく選んだのは
小浜温泉 旅館國崎。
小さな大人の隠れ家的な趣き
旅館國崎は、
通りを一つ入っているところにありました。
周囲はとても静かで
ホームページ上に謳ってある「小さな大人の隠れ家」の言葉通り。
ホームページを見ていただくと分かるのだが、
民芸のお人形やらまつぼっくりやら大きな貝がらやらが
所せましと飾られている玄関は、
ものの多さとはうらはらに雑然とするどころか
調和がとれている味わい深いインテリアとして
温かく迎えてくれました。
チェックインを済ませ、
談話室で案内してくれる仲居さんを待つことしばし。
待っている間にウェルカムスイーツがでてきました。
長崎代表のスイーツ、カステラ。
近くで若いカップルの女性が、
「えー、カステラ食べれるの~!!わぁ、ザラメだ~」とキャッキャと喜んでいる。
なんて可愛いの!と思いながら私もカステラをほおばる。
うん、やっぱりザラメの感触がなんかいい!
カステラの甘さを堪能しながらまったりしていると仲居さんが来ました。
仲居さんが露天風呂の場所を案内してくださいました。
空いていればすべてに入れるという。
今夜泊まる部屋「ゆり」へ到着。
旅館の懐かしい雰囲気、広さ感、仲居さんの気さくさは、
ゆったりした時間を期待させる小さな大人の隠れ家でした。
女っぷりをあげてくれるお部屋「ゆり」
HPで見るより素晴らしいお部屋だった。
この時期、桜が活けてあり色香ただよう空間でした。
とにかく桧の内湯が素晴らしい、美しい。
「ゆり」は和洋室のお部屋。
最近は旅館でもベッドのある部屋が増えてきてますが、
「ゆり」も清潔感あふれるベッドメイキングです。
この美しい部屋は女っぷりをあげてくれるようです。
美しさが転写されるというか。
ベッドで寝転がって静謐なひとときを味わいながら、
「一年間お疲れ様、またがんばろうね。」と自分をねぎらうひとときを持てて
心地いい空間が気持ちを癒してくれました。
3つの貸切風呂ととっておきの内湯
最初は、露天風呂へ。
なんていいお湯なの?
さすが日本の秘湯を守る会のお宿。
國崎に来る前に立ち寄った日本一長い足湯で有名な
小浜マリンパークに広がっていた硫黄?のような匂いはしない。
私の鼻が壊れてなければ無臭。
國崎の湯は、ナトリウム-塩化水素泉らしい。
ちょっとしょっぱい気がした。
全貸切風呂を制覇すべく長湯はしないように心がけながら
ひのき風呂
岩風呂も制覇。(笑)
「善きかな~。」と千と千尋の川の神のようなセリフがぴったりな気分。
最高だった3つの貸切風呂を後に少し部屋で休んだ。
とっておきの内湯は、
夜中と、翌朝に堪能。
時間を気にしなくていい内湯はやはり旅の特別感をくれます。
激押し!!國崎のお料理
國崎で最高だったのは、「お料理」です。
お刺身の味がすごかった。
めちゃめちゃ美味しいと仲居さんに伝えると
「今朝獲れたものですから。」とのこと。
全然うまく言い表せなくて悔しいのだけど、
きっとそれだけじゃないはず。
もう、きっと包丁の切れ味から違うはず。
でないとこんな味出ないよ~と思いました。
島原半島の旬の食材と地物のおさかな。
板前さんにお会いしたいほど、
お料理のすべてが大満足の國崎での食事でした。
時間が止まる旅館
名残惜しい。
チェックアウトまであっという間でした。
ここは時間がゆっくり流れているというか止まったかのような場所でした。
時間が止まったかのような時の流れを感じたい方、
ひっそりゆったりしたい方におすすめの旅館です。
離れもあるみたいなので、機会があればそちらも行ってみたいと思いました。
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